瑠璃色の空と海

~HappyとLuckyのふたりごと~

台風の目の中心

この歳になってまさか

昔の気持ちを

話す事になるなんて

 

 

目が泳いでるけど

しょうがない

 

 

その前に

ガラスの仮面」って漫画は

ご存じですか。

 

幻の演劇「紅天女」の主役を目指す少女のお話。

 

いろんな演技の戦いを繰り広げる話を

私は夢中で読んだ。

 

近所にあった本屋さんで

漫画の棚の前で子供達は

膝ついて、しゃがみこんで

座り込んで 立ち見も群がって

夢中で売り物の漫画を読んでいた。

少女漫画の売り場では、

ガラスの仮面」を

みんな読んでいた。

 

昔の本屋あるあるですね。

図書館じゃないのに。

私もその立読みの子供の一人だった。

 

そんな子供だった私は短大卒業後になんと

書店員になって、コミック担当に。

立ち読み防止時代になり

ビニール入れと、鬼のような補充に

忙殺され、涙する未来が来るとは露知らず。

 

・・・因果応報。

あの時の本屋さんごめんなさい。

 

 

で、そんな漫画の通称

「ガラかめ」の話の中の

 

「魂のかたわれ」や

「陰と陽」の話に

 

当時、衝撃を受けた。

 

そんな”かたわれ”に私も会いたい!

 

 

Luckyは

 

私にとってそんな気持ちに

陥ってしまった人。

 

イヤイヤ

 

顔も年齢もわからなくて

彼が話していることが

全てが真実とは限らないのに

 

毎日毎日交わした

メールの内容を

 

Luckyを

 

信じる!!

 

Luckyの”魂”を愛してるんだ!

 

って気持ちで、

初めて会った。

 

そして

 

私達は無事、結婚まで辿りついた。

 

親の心痛も 吹き飛ばして。

 

 

周囲の心を表すような

 

私達の勢いそのままが

 

結婚式当日、天気で現れた。

 

 

式の前は暴風雨で

式が終わる頃には雨は止んで、

 

虹がかかっていた。

 

で、結婚して感じたんだ。

Luckyは、台風の目のようだ、と。

 

台風の目の中心は風が無い。

そんな話も「ガラかめ」にあったっけ。

 

私はLuckyによって

その中心の目の中に入った。

 

Luckyには、その自覚は無いみたいだけど

外は嵐のように、いろんな事が

吹き荒れて変わって行く。

 

その嵐は周りだけでなく

自分達も

変化の対象にしていたように思う。

Luckyと出会ってからいろんな事が

ジェットコースターみたいだもの。

 

 

破壊と再生。

冷静沈着。

感情はどこかでストップをかけて見える。

奥の奥のそのまた奥〜に、

何か、眠っているみたいな・・・。

 

と、私が感じてる

龍のLuckyとの人生が始まった。