瑠璃色の空と海

~HappyとLuckyのふたりごと~

上野山⑤ 鷽と嘘(ウソとウソ)

特殊神事・「うそ替え神事」。

 

 

木彫りの鷽鳥(うそどり)

毎年取り替えることによって、

「今までの悪しきをウソとなし、

全ての吉(よき)に鳥かえる」とするもの。

 

古くから天神信仰のみに伝わる独特のもの。

 

 

 

はー、五條天神社を調べると

いろんな知らないことがあるなぁ。

 

そして、気になる。

調べれば調べるほど・・・

疑問が湧き上がってくるんだ。

 

 

菅原道真

「学問・出世の神さま」として祀られている、

のだが。

 

そもそもは菅原道真は 

平将門崇徳天皇の御三方で

日本三大怨霊と呼ばれる歴史上の人物だ。

 

怨霊は、

日本で古くから人々を恐怖に陥れてきた存在

として語り継がれている。

 

特に恨みや憎しみが

強ければ強いほど恐ろしい悪霊へと変貌し、

国を揺るがすほどの大災害や疫病も

強力な怨霊の祟りだと信じられいた。

 

当時の人々は、

怨霊を「神(御霊)」として

祀り崇めることで

祟りを鎮め、

平穏と平和を祈ったのだ。

 

歴史上の偉人としても知られる彼らが

その悲惨な最期や恨みの深さから、

大怨霊となった背景を

 

気がつくと、そんなエネルギーを

私は追っている。

 

 

菅原道真

朝廷の最高職とも言われる右大臣に就任。

藤原氏と並ぶ権力の絶頂期を迎える。

 

しかし、

藤原時平は当時の天皇醍醐天皇

菅原道真天皇廃帝させるために

陰謀を企てている」と、

菅原道真に無実の罪を着せる。

 

それにより、菅原道真は左遷。

 

大宰府(現在の福岡県)に送られ

囚人同様の扱いで幽閉され2年で死亡した。

 

その後、朝廷で怪死事件が頻発。

その極みは7人が落雷で死亡する

「清涼殿落雷事件」。

醍醐天皇は道真の祟りを解くため、

京都に北野天満宮を建てた。

そして

怨霊封じから、次第に学問の才能に秀でた

「学問の神様」となっていった。

 

 

道真は

「正直の神さま」「雪冤(せつえん)の神さま」

としても有名なのだって。

 

(雪冤とは、無実の罪であることを

明らかにすること。)←ユキ。

 


その道真が愛し、 縁の深い

鷽鳥(うそどり)という鳥。

 

 

" 人々が知らず知らずのうちについた嘘を、

鳥に託して罪滅ぼしを祈願する "

 

 

それが「鷽替え神事」。

 

 

・・・

 

鳥のウソは漢字では一般に「鷽」。

「嘯鳥」とも書く。

 

(うそ)という語は

『日本書記』や『古事記』にも登場する

古い言葉だそうだ。

 

「嘯(うそぶ)く」「嘯吹く」といった

動詞として使われ、

「口笛を吹く」を意味していた。

 

現代では「うそぶくを」

「とぼけて知らないふりをする」とか

「豪語する」といった意味で使われて

「口笛を吹く」という

本来の意味からかけ離れた言葉に

なってしまってきているって記事を読んだ。

 

 

嘘と嘯と鷽。

 

 

英名ではウソは、

Bullfinchブルフィンチだそうだ。

 

ブルはブルドッグやブルドーザーのブル。

 

元々は雄牛を指す。

 

転じて「雄牛のようにがっしりした」

という意味なんだって。

 

 

・・・・・・・【牛】・・・・・・・

 

 

"【牛天神と言うのは五條天神のことである】"

 

 

 

" 本来は口笛を吹くような

ウソ・ウシ 

ヲ 

トリカエル "

 

 

" 人々が知らず知らずのうちについた嘘を、

鳥に託して罪滅ぼしを祈願する "

 

 

知らず知らずの罪を ウソ に託して???

 

 

また、感じる。

 

" 何かに罪を背負わせて罪を流す"

 

そんな脳内変換を。

 

 

 

天神信仰とは?

天神とは?

 

天神・天使。

 

 

 

桓武天皇空海に命じて、

大和国 宇陀郡から天神(雷神と水神)を

勧請した京都の「天使の宮(天使社)」。

 

京都より先にあった

上野の五條天神社

 

古墳群が蛇塚があって

摺鉢山は古墳山で

五條天神があった天神山が上野山で

もしかしたら、第六天とも

関係があるかもしれない

上野の五條天神社

 

(だとしたら、

小野篁は上野照崎にいたんだから

第六天に仕えていたのかな?と

勝手に思ってる。←トンチンカンかもですが)

 

 

謎がいっぱいな五條様。

毎年毎年ウソを変換し続けている。

特殊神事には

きっと奥の奥の奥があって

 

 

歴史を

もしたしたら

黒を白にするくらいの

存在なのかもしれないな、なんて。

 

 

・・・

 

そして

 

パンドラの箱】は、

ギリシア神話に登場する、

この世のあらゆる災厄を収めた箱のこと。

パンドラの匣とも表記される。

 

パンドラの箱】について触れられている

最古の書物だと言われる

ヘーシオドスの著書『仕事と日』の文中では

「壷(甕、ピトス)」という表記がされている。

 

最初に「箱」(ピュクシス)という

表記が用いられたのは、ルネサンス時代、

ロッテルダムエラスムスによる記述であり、

これは誤訳により

甕が箱になってしまったと言われる。

 

             Wikipediaより。

 

 

箱は、本当は、甕、壺、だった。

 

 

パンドラの箱

パンドラの甕・壺

だった。

 

 

鷽と嘯と嘘・箱と甕と壺。

 

甕…といえば

空海の瓶。

大甕神社。

天津甕星

まつろわぬ神。

www.emerald-family.com

www.emerald-family.com

・・・

 

あくまで

Happyの脳内妄想変換が多分にあるけど

 

 

キーが

揃ってきた気がしてる。

 

あとは

 

覗く覚悟だけ。