瑠璃色の空と海

~HappyとLuckyのふたりごと~

柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺

10月26日は「柿の日」。

 

明治時代初期の俳人正岡子規

詠んだ句が10月26日であるから、

という事で制定されたって。

 

日本の

国花は 桜

国鳥は キジ

国果は 柿

 

国内の専門団体が決めて

なんとなく国民に承認されているもの

なのだそうだ_φ(・_・

 

 

 

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なぜ、〈柿〉の話しなのかというと…

 

IKEAに行く時に通る麻生区の " 柿生 "。

柿の木が結構植っていて

渋柿なのかな?と

いつもなんとなく気になっていたから。

 

 

 

イティハーサ」の中で

冬枯れの柿の木の下、

熟した傷一つ無い綺麗な柿の実を

手にしている…透祜を思い起こすんだ。

 

 

 

助手席で柿生を通り過ぎる景色を見ながら

「柿って、英語で何ていうのかな?」

 

「さあ?」

運転中のLuckyの返事はだいたいコレ(^^;;

 

調べると、

「果物としての柿」は kaki と

呼ばれることが多い、らしい。

 

 

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2024年1月9日のIKEAの帰り道。

 

「確か麻生区に大きい鳥居の神社が

あったと思うけど行ってみる?」

 

調べてみると

 

伊勢の「天照大御神」と

讃岐の「大物主神」を祀り、

四百年にわたり地域の安寧と厄除けを

見守ってきた由緒ある神社

 

武州柿生 琴平神社」がある。

 

そして、近くに「王禅寺」。

王禅寺は〈東の高野山〉ってある!

 

 

鈴ヶ森で、混乱して疲れた気持ちを

神社参拝したらスッキリするかな。

 

ってな感じで…行ってみようか。

 

 

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王禅寺には " 禅寺丸柿 " という

〈 日本最古の甘柿〉の樹齢およそ450年の

原木が保存されているって。

 

大山付近にまで栽培は広がって

明治後期の記録によると

神奈川県内のおよそ半数以上は

禅寺丸柿であったらしい。

 

そして、明治天皇に献上された禅寺丸柿。

 

「柿生」という地名の由来になっていると

今ブログ書いてて知ったんだ ʕ•̫͡• ⭐︎

 

 

そうか、柿生を通る時に見ていた柿は

禅師丸柿だったんだ。

渋柿じゃなくて甘柿なんだねʕ•̫͡•ʔ⭐︎

 

 

カキノキの学名は、

ディオスピロス・カキ(Diospyros kaki)。

 

ギリシャ語の

「Dios=ゼウス、最高神

「pyros=穀物」で、

 

〈神のたべもの〉という意味。

 

「kaki」の名は、日本語の「かき」由来。

 

 

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東の【高野】山・王禅寺に

神の食べもの・【柿】かぁ

 

シンボリックだ。。。

 

 

 

「兄ちゃん… 柿 あげる」

 

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正岡子規

東大寺裏の對山楼(たいざんろう)

という宿屋に泊まったときの思い出。

 

 

夕食後に、柿を食べたいと頼むと

女中が大皿に山ほど柿を

盛ってきて剥いてくれた。

 

柿もうまいし場所も女中も良いと、

思いながら食べていると、寺の鐘が鳴り始めた。

 

女中は東大寺の鐘だといって

立って障子を開けてくれた。

 

なるほど、頭の上にあった。

夜は鹿が来て鳴きます、と彼女は言葉を続けた。

 

・・・ と言うような内容の文章を、

子規は残しているのだそうだ。

 

法隆寺西院伽藍の鏡池のほとりは

かつてここに茶屋があった。

 

この茶屋で子規は法隆寺の鐘の音を聞き

 昨夜を思って作ったのが

 

" 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺 "

 

 

 

法隆寺東大寺、、、王禅寺。

 

 

 

 

絶妙なタイミングで【柿】を学んだ。

 

今日は、「柿の日」。

 

禅師丸柿のワインを

買いに行ってみようと思います(*´꒳`*)