瑠璃色の空と海

~HappyとLuckyのふたりごと~

振袖、振袖、振袖

振袖の由来を調べたら

魂振りというワードが出てきた。

 

古来より袖を振るという行為は

空気を揺るがし、

神を呼び起こし、

魂を奮い立たせようとする儀式があったって。

 

神の御加護を祈ったり、厄を払うと

考えられていたそうだ。

 

神に仕える女性は

長い布や袖を振り魂振りを行った。

 

 

そして江戸時代には

未婚女性が振袖の袖を振る事が、

求愛の意思表示だったらしい。


振袖の長い袖を前後に振ると「嫌い」。

左右に振ると「好き」。

そうやって振袖に恥じらいの合図を隠した。

 

 

振袖の袖が長い理由として

女性らしい身振りを美しく見せたり

お洒落を競っているうちに長くなっていった、と。

 

・・・・・・・

 

お七さんの絵柄はどれも素敵な振袖姿で、

まだ年若いお七さんの最期を

強調しているのかもしれないけど

 

振袖に火事、という江戸時代の話しが

他にもあって、私は最初は戸惑った。

 

・・・・・・・

 

明暦三(1657)年。

 

1月18日から20日にかけて、

江戸市内の大半を灰燼にした大火事があった。

 

明暦の大火。

江戸時代、最大の大火災になって

2日間にわたって江戸の町を燃やしつくした。

 

そしてこの火災を「振袖火事」と呼ぶ。

 

この問題の「振袖火事」には

お七さん同様にいろんな説があるみたい。

 

一般的な話しは

 

" 浅草諏訪町の大増屋十右兵衛の一人娘、

お菊は上野の花見へ行った帰り、

寺小姓の美少年にひとめぼれをしてしまった。

 

それからというもの、

お菊は寝ても覚めても寺小姓を想う日々。

 

せめてもと、少年が着ていたのと

同じ模様の振袖を作ったが

ついに病に臥せてしまう。

 

そして明暦元年1月16日、

16歳(17歳とも)の若さでこの世を去った。

 

お菊の両親は、棺に振袖をかけて、

本郷丸山の本妙寺に葬った。

 

法事が済んだお寺は振袖を古着屋に出した。

 

そうしてこの振袖は次の娘の手に渡り

翌年のお菊と同じ1月16日に16歳で病死。

 

葬式をした本妙寺には、

また振袖が寺に納められた。

 

法事が終わり、振袖は再び古着屋へ出され

次に手にした娘も、翌年の1月16日に

16歳で亡くなってしまい、

本妙寺に振袖は戻って来た。

 

供養をして振袖を焼き払うことにしたが

突然強風が吹き、火のついた振袖は

舞い上がって火の手はあっという間に

神田・京橋・隅田川界隈を焼き尽くした。

 

収まったかに見えた火災は、

小石川の鷹匠町と麹町で再び出火。

飯田橋や九段、新橋など、

江戸市中はほぼ全域が焼失した。

 

 

・・・・・・・

 

江戸、火災、振袖。

 

風が吹き袖が振られて

空気を揺るがし

煩悩の火は江戸に広がって

焼き尽くされた。

 

 

アイヌ語でエトは岬。

それから鼻の意味もあるのだって。

 

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岬・・・

シリウスの伝説」のリリカの岬!

 

リリカの岬で、 かがり火を絶やさずに

灯す役目の火の子マルタは

水の子シリウスとここで出会い

そうして2人は禁じられた恋をして

最期を迎えた場所。

 

www.emerald-family.com

 

・・・・・・・

 

私の振袖とHopeの振袖と

 

江戸の哀しい恋を象徴している振袖物語。

 

 

ぐるぐる巡る振袖の袖。

ぐるぐる巡る乙女の魂。

 

 

 

・・・着物にも

 

【ユキ】=裄

 

を見つけたよ。