アシハラノミズホノクニ
ワコク
アキヅシマ
コトダマノサキハウクニ
ニッポン
ヒノモト
ヒイズルクニ
カミナガラコトアゲセヌクニ
オオヤシマ
ニホン
シキシマノヤマトコク
フソウコク
"この國は神名を持つ國
未来永永末始終
多くの仮名で呼び響められしも
秘めし神名で呼ばれることはない "

・・・・・・
私達のブログで何回も登場している
水樹和佳子「イティハーサ」。
今回は
物語のとても大事な「名」について。
・・・・・・

「眞名」・マナとは、
母がお腹の子に密かに付ける名。
「仮名」・カナは、
生誕後に呼ばれる名。
" 名の響きは人の魂に刻まれ
その波長を知られるということは
他者の影響や
支配を受けるはじまりになるといわれておる "
"「 眞名」は邪な波長に惑わされ
ひきずられるのを防ぐのじゃ "
" もはや、「 眞名」を持つ者は
そうはいないでしょう "
" 「神名」・カムナとは
読んで字の如く
神によって授けられた
特殊な音の響きを持つ
「名」のことをいうのじゃ "
" 目に見える神々は
それぞれに「神名」を持っておられる "
" この「神名」を知れば
その神を支配することさえできると
いわれておるが "
" 神自ら その「名」を明かさぬ限り
「神名」を知る事は不可能といってよい "

" 古文書の傳えがまことであれば
この島國は「神名」を持ち
神々にさえ支配されることは
ないということになる・・・"
" 目に見えぬ神々は
「神名」を与えてまで
この小國を守ろうとなされた・・・"

" 「神名」という知恵を知るその御方は
目に見えぬ神々とは
いかなるかかわりがあるのでしょう?"
" 目に見える神々は
人に比すれば母にあたる
その御方を存じていらっしゃるのか "
・・・・・・
昔の貴族や武家などの上流階級は、
成長や状況に応じて名前を使い分けていたって。
その人の本質を表す神聖な名は
神仏や主君以外が呼ぶことは無礼とされ
呼ぶことをはばかる文化があったって。
本質を表す神聖な名。
「イティハーサ」で学ぶ事は
忘れていた何かを呼び起こすんだ。
※今回の話(絵やセリフ)は
イティハーサ2ハヤカワ文庫にて
掲載されたものを引用しています。